腕時計の掃除、していますか？

時計のメンテナンスといえばオーバーホールや電池交換など専門的なものを想像されると思いますが、実はユーザーの皆様でも手軽にできるメンテナンスがあります。

それは、、、「掃除」です！

わたしは職業柄もありますが、身につけている時計が汚いのは嫌！な性格なので週に一度程度掃除をしています。今回私なりの掃除方法をご紹介したいと思います。

*今回ご紹介する方法は一例です。皆さまがご愛用の時計全てに当てはまる方法ではありませんので、必ず取扱説明書などをご確認の上で行ってください。

こちらが今回掃除をしていく時計、

BAMFORD WATCH DEPARTMENT/ZENITH PILOT TYPE20 CHRONOGRAPH

ゼニスのパイロットをバンフォードウォッチデパートメントにてパーソナライズした時計です。ちなみに外装は、ステンレススチールにマットブラックPVDコーティング・サファイヤクリスタルガラス・ヌバックレザーストラップです。マットブラック塗装なので、塗装面についた皮脂などの汚れが乾拭きでは取れにくかったりします。

今回は徹底的に掃除してあげようと思うので、まずはレザーストラップを本体から外します。外した方が圧倒的に作業しやすいですが、コツがいるのと慣れていない場合時計に傷を付けてしまう場合があるので無理して外す必要はありません。

それからリューズは必ず閉まっていることを確認しましょう。不用意なトラブルを避けるために、普段から気にかけてあげてください。

次はエアダスターを使って埃などを飛ばします！

埃などが付いたまま布などで拭くと、傷が入ってしまう事があります。目に見える埃は全て吹き飛ばしてあげます。

自己流アイテムその1、無水エタノール！

ガラス面の汚れはもちろん、マット仕上げやヘアライン仕上げに入り込んだ汚れなどを落としやすいアイテムです。薬局で販売しています。素材によっては変色の恐れもあるのでご注意ください。

柔らかい布(メガネ拭きなど)や綿棒などに適量のエタノールを取り、時計全体を拭きあげていきます。乾拭きでは取れにくい皮脂汚れがスパッと落ちていく様は作業していて気持ちがいいです。

ちなみにエタノールではなく水で十分に代用できます。ただし、あくまで布などに含ませて拭きあげる方法をおすすめします。丸洗い(蛇口の水でバシャバシャや水を溜めて沈める)はしないでください。防水時計であっても一定の悪条件が揃うと水分が入ってしまう事があります。。。

自己流アイテムその2 、簡易コーティング！

汚れが落ちてサッパリしたら、私は時計用のコーティング剤を施工しています。ガラス面やケースに汚れがつきにくくなります。スマートフォンのガラスコーティング剤と似たような感じですね。色んな商品が販売されていますので各社の商品を試しているところです。

こちらも直接吹き付けるのではなく、適量を布などに取り塗布していきます。

コーティング剤は拭きあげをしっかりやりましょう！不十分だとシミなどの原因になります。

サッッッパリ！！！しました！！！

忘れがちなバックル部分も同じように掃除して、、、

完了！！写真では伝わりにくいですが汚れが落ちたおかげでガラス面は透明度が元に戻り、ケースのマットブラックも黒さが戻りました。

しかし掃除とメンテナンスは違うのでは？と思われる方もいらっしゃると思います。私がなぜ掃除をメンテナンスと思っているか、それは「時計を細部まで見ることで不具合の早期発見が出来る」からです！

時間を見るために時計を覗くことはあっても、時計本体をまじまじと見ることは意外と少ないのではないでしょうか。気づいたらリューズが無くなっていた！クロノグラフのプッシュボタンがなくなっていた！なんてのはよく聞く話であり、そのまま気づかずに使用を続けたばかりに最悪そこから水分が侵入して大掛かりなオーバーホールをするハメに、、、なんてことも。また、表面上の汚れも、放置し過ぎすると金属を侵し錆の発生に繋がることもあります。

時計が綺麗になるのは間違いなく良いことですし、同時に時計のチェックもできる。使用に伴う破損はどうしても起こりうる事ですが、何か違和感を見つけても直ぐに販売店に相談できれば大きな問題になる前に対処する事ができるかもしれません！

皆様がより良い時計のある日常を過ごせるヒントになれば幸いです。

ところで私が使用しているこちらの時計はBAMFORD WATCH DEPARTMENT によるパーソナライズアイテムで、ZENITHの時計を自分好みにカスタムしてもらったアイテムになります！他にもTAG HEUERなどの公式パートナーであるバンフォードですが、弊社では日本国内唯一の正規代理店として皆様にご案内致しております！

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