時計講座2 / 機械式時計って?

機械式時計

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前の記事で書いたように、機械式時計にも2つあり、自動巻(オートマチック)と手巻き(手動)というのがあります。
よく間違われる事があるので、自動巻と手巻きの違いについて書いてみます。

 

自動巻きというのは、腕に着けている状態で、時計が巻き上げられ、着けている限り動き続けるものです。
手巻きというのは、毎日竜頭を巻かなければ時計が動かないよ~という時計の仕組みです。

 

巻き上げるというのは、ゼンマイを巻き上げるという事です。それは時計が、巻き上げられたバネ(ゼンマイ)が戻る反動を利用して動いているために必要になるのです。

ポスターなどをくるくるときつめに丸めるとびよっと戻るようなイメージで、ポスターがゼンマイという事です。

時計の動く仕組みの動画があったのでリンク張っておきますので、ご覧ください

・時計の動く仕組み(ポケットウォッチが出ていますが、これが手巻きの仕組みです)

自動巻の場合はゼンマイを巻くために振り子を利用して、振り子が振れるたびにゼンマイが巻き上げられるという仕組みです。自動巻シースルーバックの時計でしたら、裏面の、動かすと揺れる部分が振り子です。時計用語でローターと言います。

 

ちなみにこの自動巻きという機構を1777年に開発したのが、当社取り扱いブランド”ペルレ”なんです!!!A4-turbine-1

当時の偉人はすごすぎです!!!!!コンピュータも計器もないようなアナログの時代にこんな仕組みを考えだし、作ってしまうんですから!!!

 

手巻きと自動巻の違い

クラシック・フュージョン ウルトラシン スケルトン

手巻き自動巻の違いを見分けるには、軽く振って振動を感じれば自動巻、何もなければ手巻きとおもっていただいていいかもです。

もっと簡単な見分けかたは、文字盤にAUTOMATIC と記載されいていたら、自動巻です!!!表記がなければ、電池もしくは手巻きです。

 

手巻きに関しては、自動巻のローターという部品がいらないため、軽量化&薄型に設計できます。
ただし、巻かなければ動きません。巻きすぎるとゼンマイ切れちゃいます。
理想としては、使用しなくても毎日巻いてあげるほうが時計にはいいようです。

 

自動巻の場合は、手巻きと比べると重さもあり、厚みもあります。
しかし、毎日巻かなくても、着用していただければ、動いてくれます。但し着けてる時間が短かったり、デスクワーク等で動きが制限されている場合は、すぐに止まってしまう可能性や、時間のずれが大幅に生じる場合があります。

なのであくまでも自動巻の機能は補足機能と思っていただいた方が良いかと思います。

竜頭(リューズ)で巻いた方が断然巻き上げられるので、止まった状態から使用する場合は、まずリューズをくるくる回していただいて、着けていただきたいです。同様に時間が遅れる場合もまず竜頭を回していただいて、数時間チェックしてみてください。それでも送れる場合は、修理が必要となりますので、当店まで是非!!!!

 

どっちが良いという事はないのですが、先日の記事のように手がかかる子はかわいいです!!!
双方ともに手がかかる子達ですが、より繊細で手がかかるのが手巻き、それよりちょっと楽なのが自動巻というところでしょうか。
現在では自動巻が主流ですが、歴史的に見ると手巻きから時計産業が始まっているため、超複雑機構と呼ばれるものはほとんどが手巻きが多いです。
しかし毎日巻くのはめんどくさいという方は自動巻を。より時計にこだわりたいという方は手巻きを。

車のオートマとマニュアルの好みに似ていると思います。

 

どちらもかわいい!!!どっちもいい!!!機械式時計は素敵!!!

 

というのが私の個人的な意見です。

 

ウブロも手巻き、自動巻両方そろえています。是非見比べてみてください。

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